持続可能な調達では、自社単体の取り組みに加えて、サプライヤーとの協働や、使用済製品の回収業者との提携など、サプライチェーン(上流・下流)との協働が必要です。

イースクエアは、サプライチェーンの上流・下流における環境・社会的側面でのリスク・機会の体系的な洗い出しを踏まえ、持続可能な調達の推進体制の構築、サプライヤーへの説明会を通じた協力依頼の実施、社内浸透を目的とした教育・研修の実施などを支援します。

持続可能な調達の推進に向けての実施ステップ

持続可能な調達の推進は、主に以下の6つのステップに分けて進めていきます。

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STEP1 (現状把握、基本方針の決定)
現状把握として自社の持続可能な調達に関するマネジメントがどの段階にあるか把握する。また、平行して会社としての取り組む目的・基本方針を策定し共有していく。

STEP2 (行動規範(Code of Conduct)の策定)
どのような期待(要求)をサプライヤーにお願いするか、その詳細を行動規範という形に落とし込む。行動規範の作成にあたり、各業界の特有の課題や進出国における社会課題などの項目の取り込みにも配慮する。

STEP3 (対象範囲の設定、成功指標の設定)
サプライチェーン自体は国内外に広がっており複雑化しているのが現状である。そこで、どの範囲のサプライヤーまでを対象とするかを設定する。また、2次サプライヤー以降についても必要に応じて範囲に含むかの検討を行う。さらに、取り組みの成功指標(目標)の設定も検討していく。

STEP4 (展開)
社内やサプライヤーと対象にした説明会を通じて、策定した行動規範を展開する。

STEP5 (モニタリングの仕組み設定)
モニタリングの仕組みとしてセルフアセスメント、現場監査の仕組みを設定する。

STEP6 (評価と見直し)
セルフアセスメントや現地監査の結果からサプライヤーの評価を実施する。評価の結果、改善が必要なサプライヤーには改善計画の立案をお願いし、そのフォローを実施する。

事例

大手エネルギー・通信メーカー サプライヤー説明会の実施支援

プロジェクトの概要 大手企業(エネルギー・情報通信業)の調達部向けにサプライヤー合同説明会の企画・実施を支援。クライアント企業では、大手メーカーなどの取引先からサプライチェーンにおける社会・環境関連課題項目への取り組み要請があり、これまであまり手を付けてこなかったサプライヤーに対する持続可能な調達への協力のお願いを企画していた。弊社では、クライアントへのヒアリングを通じて、サプライヤーとのコミュニケーション方法検討、説明資料の作成、説明会の実施方法の検討、レクチャーの実施などの点でサプライヤー向け説明会の実施を支援した
実施期間 2か月
実施体制 コンサルタント2名
クライアントの課題・要望
  • サプライヤー説明会の実施方法を検討したい
  • サプライヤーに対し、持続可能な調達への協力要請を実現したい
  • 今後の持続可能な調達活動に向けて、サプライヤーとの良好な関係を構築し、CSR調達をスムーズに推進したい
成果
  • クライアントにとり、初めてのサプライヤー説明会の実施であり、不安を抱えた中での説明会であったが、しっかりと準備期間を設定したことで、説明会の実施方法、当日資料を準備することができた
  • 説明会後に実施したサプライヤーへのアンケートから、持続可能な調達やクライアントの方針に対する一定の理解を得ることができた

その他の実績

電機、金融、住宅、食品、飲料、不動産、エネルギー、鉄道、金属、人材、エンターテイメントなど、様々な業種での支援実績があります。


上記サービスについてのお問い合わせ

株式会社イースクエア
担当: 本木 啓生、 平井 加世
〒105-0003 東京都港区西新橋3-23-12 第二山内ビル
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