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大手年金基金などの機関投資家を中心にESG(環境・社会・ガバナンス)投資がここ数年急速に拡大しています。日本においても 、世界最大の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がPRI(国連責任投資原則)に署名し、 ESG投資を積極的に推進。2017年7月には、日本株のESG指数を選定し、同指数に連動したパッシブ運用を開始しました。

GPIFが採用したESG指数(インデックス)


総合型(ESG)      FTSE Blossom Japan Index
総合型(ESG)      FTSE Blossom Japan Sector Relative Index
総合型(ESG)      MSCI 日本株 ESG セレクト・リーダーズ指数
総合型(ESG)      MSCI ACWI ESG ユニバーサル指数(外国株)
テーマ型(S:社会)    MSCI 日本株女性活躍指数(愛称「WIN」)
テーマ型(S:社会)    Morningstar ジェンダー・ダイバーシティ指数(愛称「GenDi」)(外国株)
テーマ型(E:環境)    S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数(国内株)
             S&Pグローバル大中型株カーボン・エフィシェント指数(除く日本)


以下、GPIF「2022年度 ESG活動報告」、プレスリリース資料およびMSCI資料を基に作成。

MSCI日本株 ESGセレクト・リーダーズ指数

2024年3月にGPIFは従来の「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」」から「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」に運用先を変更することを発表。同業種内でESG評価が高い順に並べて時価総額50%を満たす銘柄まで組み入れていた銘柄選定基準を、業種内でESG評価が高い上位50%の銘柄に変更されました。

指数名称 MSCI日本株 ESGセレクト・リーダーズ指数
コンセプト
  • 世界で1,000社以上が利用するMSCIのESGリサーチに基づいて構築し、様々なESGリスクを包括的に市場ポートフォリオに反映 したESG総合型指数。
  • 業種内でESG評価が相対的に高い銘柄を組み入れている。
指数組入候補(親指数) MSCI 日本株 IMI
指数構成銘柄数 510(2024年6月時点)
構成銘柄比率 の考え方 時価総額加重
GPIF運用資産額 2兆9,721億円(2024年3月時点)

MSCI日本株 女性活躍指数(愛称「WIN」)

指数名称 MSCI日本株 女性活躍指数(愛称「WIN」)
コンセプト
  • 女性活躍推進法により開示される女性雇用に関するデータに基づき、多面的に性別多様性スコアを算出、各業種から同スコアの高い企業を選別して指数を構築。
  • 当該分野で網羅的に構築した初の指数。
指数組入候補(親指数) MSCI JAPAN IMI TOP 700
指数構成銘柄数 350(2024年6月時点)
構成銘柄比率 の考え方 「時価総額×総合スコア」で加重 (※総合スコア:業種調整後性別多様性 スコア×業種調整後クオリティ・スコア)
GPIF運用資産額 9,403億円(2024年3月時点)

MSCI日本株 ESGセレクト・リーダーズ指数への組入れ&評価改善支援

イースクエアでは、FTSEおよびMSCIの投資家向けデータベースを利用できる環境を構築しており、蓄積された評価データおよび評価手法に対する知見をもとに、企業のESG情報開示支援を実施。その結果、これまで数多くの企業のFTSE Blossom Japan Index(FTSE4Good Japan Index)、 MSCI日本株 ESGセレクト・リーダーズ指数への新規組入れを実現してきました。

FTSEはESGの幅広いテーマを評価対象とし、主に開示の有無を基準に絶対評価でスコアリングされるのに対し、MSCIは業種毎に重要と考えるテーマについて、主に業界内における相対評価でスコアリングを行う点が特徴です。よって、評価対象テーマにおける各社の取り組みの質が問われることとなり、評価改善を行う上ではより難易度が高いといえます。

よって、早期かつ効率的な構成銘柄入りを目指す上では、自社単独での取り組みに比べイースクエアの評価対応支援サービスを活用することのメリットが高いと言えます。


詳しくはこちらのページをご覧ください。
→ ESG評価対応支援


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上記サービスについてのお問い合わせ

株式会社イースクエア
担当: 大森 慶子、汪 浩
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