2024年1月 4日

資産運用会社のロベコは、高排出企業への対応、サステナブルなファッションの推進と並び、新たに海洋生物多様性および有害化学物質をエンゲージメントテーマにすると発表。2024年に着手する最新の重点的エンゲージメントテーマとして、ロべコの顧客との協議を経て選定された。

海洋生物多様性に関するテーマの下では、養殖業や漁業などの海の生命に深刻な影響を与えるセクターの6企業とのエンゲージメントに取り組む。
深海採鉱は、海の生命を脅かして貴重な鉱物を海底から掘り出すプロセスを伴う点で、議論を呼ぶ分野となっている。本エンゲージメントは、2023年に開始されたNature Action 100との協働で実施され、この分野に関連する可能性のある100社に対して投資家の期待を記した書簡を送ることから始める予定である。

有害化学物質に関するテーマの下では、有害化学物質、特にその汚染の影響が数千年も続くことから「永久に残る化学物質」として知られる有機フッ素化合物(PFAS)の使用を廃止させることを目的として、およそ6社にエンゲージメントする。

現在の気候関連テーマ「パリ協定の加速化 」も継続し、2024年はパリ協定での気温目標を満たすビジネスモデルへの移行を加速することに重きを置く。ロべコの「信号(段階別評価)システム」に従い、赤信号の状態にある42の企業に対し、先進国においては2026年、新興国においては2028年を期限としたミニマムスタンダードが設定される。エンゲージメントの効果がないと判断された場合には、投資対象から除外される可能性もある。

さらに、2023年に運用を開始したファッション・エンゲージメント株式戦略についても独自のエンゲージメントテーマを設定、その分析チームが発足した。

ロべコは、気候、生物多様性、人権、ガバナンスといったテーマへのエンゲージメントを継続していくとしている。
 
 
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