2023年7月26日

ペプシコとウォルマートは、アメリカとカナダの農家を支援して土壌と水の健全性を向上させるための投資計画を発表した。この取り組みは約1億2千万ドル、7年間に及び、200万エーカー(約8,093平方キロメートル)以上の農地でリジェネラティブ農業の実践を導入・拡大することを目的としている。2030年までに約400万トンの温室効果ガスの削減および除去を実現したい考えだ。

ペプシコとウォルマートのサプライチェーンは北米全体に広がっている。両社はジャガイモ、オーツ麦等の麦、トウモロコシ、大豆、コメなど、重要かつ多様な農産物を大量に扱っており、それらの調達を農家に依存している。このため、サステナビリティの取り組みは商品ごと、地域ごと、さらに農場ごとに異なるものとなる。今回の両社の連携は、農業の多様性を認識し、農家の声を取り入れる、リジェネラティブ農業への自発的で柔軟なアプローチを提供するものとなる。

ウォルマートのサステナビリティ担当上級副社長であるジェーン・ユーイング氏は、「両社の協力により、農家の生計を向上させ、土壌の健全性をより持続的に管理し、他の製品カテゴリーでも真似できるモデルを創出することを目指す」と述べている。

両社は、土壌と水の健全性を改善し、二酸化炭素排出量を削減しながら、農業コミュニティを支援することに共通の焦点を置いている。