こんにちは。イースクエア代表の本木啓生です。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が、残されていた5都道県でも解除されました。先週末に街や公園の様子を眺めると、一足先に今までの生活を取り戻したかのような笑顔と人の輪が広がっていました。行きたいところに自由に行き、人と会い、食事をして楽しいお酒を飲む日々が待ち遠しい、と思います。

自粛生活が続くと、コロナ禍からいち早く抜け出して元の生活に戻りたいと思ってしまいがちですが、コロナ前に戻ることが最善なのでしょうか。我々が取り戻したい社会とはどのような社会でしょうか。国内を見渡せば、累積債務、少子高齢化、地方の過疎化、再生可能エネルギー導入の遅れなど課題先進国と言われ続けた日本。今年3月に発表された2020年度の世界幸福度ランキングは、昨年からさらに4つ順位を下げて153カ国中62位であり、先進国の中では最も低い順位となっています。

緊急事態宣言下において多くの企業がテレワークを余儀なくされてきたなかで、毎日決められた時間に超満員の通勤電車に長時間揺られて疲弊しながら出社しなくても、かなりの仕事ができることが分かってきました。もちろん現場にいることでしかできない仕事はありますが、情報共有しながら効率的にチームワークを進められたり、地域や国境を超えてオンライン会議をすることで出張にかかる手間や時間、移動に伴うCO2を減らせたりと新たな可能性も見えてきました。

いま、EUでは「グリーンリカバリー」を謳い、「危機の後は再建の時が来る。この回復の瞬間は、我々の社会を再考し、新たな繁栄のモデルを開発する機会となる」として、コロナ禍による経済の落ち込みからの回復を持続可能な社会づくりにつなげていく試みが始まっています。コロナ以前の社会に戻すのではなく、コロナをきっかけに社会を変革していこうという挑戦です。

日本は元来自ら変わることを苦手とする国民性を持っているとよく言われます。歴史的にも、明治維新、戦後の復興など、日本が劇的に進化を遂げたきっかけは、すべて外的要因によるものでした。日本はコロナ禍以前に閉塞感に包まれていました。コロナという人類共通の外的要因をきっかけに日本はどう変われるのか。産業構造や働き方の改革も含めどのような社会を描いていくのか、いま問われているように思います。


◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆ 目次
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔1〕「CSR業務診断」の無償提供期間を6月末まで延長

〔2〕新任CSR担当者・責任者向け
   「CSR経営のための速習セミナー(理解編)」<オンライン版>

〔3〕 ESG情報開示・評価向上支援


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔1〕「CSR業務診断」の無償提供期間を6月末まで延長
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
新型コロナウイルス感染拡大防止にむけ、緊急事態宣言が全国に発令されてから1か月以上が経ちました。幸い感染者数に減少傾向がみられたため、緊急事態宣言が解除されました。しかし、これからの新たな「日常」は、これまでの「日常」とは異なる様相になっていくだろう、そんな見方が広まりつつあります。働き方や事業のあり方など、企業にも新たなイノベーションやスタンダードを生み出す転機となるかもしれません。

イースクエアでは、5月末まで「CSR業務診断」の無償提供をさせて頂いており、多くの皆さまにご利用頂きました。ご好評に鑑み、無償提供の期間を6月末まで延長させて頂くことにしました。

「CSR業務診断」は、CSRやサステナビリティ部門のご担当者として、あなた自身の強みや弱み、特徴などを発見していただけるスキルチェックのためのツールです。簡単に始められて、手軽で楽しい内容となっております。通常はCSRコンパス会員様限定のサービスですが、未だ業務に大きな影響が出ているこの時期、皆様のCSRのスキルアップのお役に立ちたいという思いです。ぜひ、ご活用ください!

※通常は会員向けのツールのため、一部、ご利用頂けない部分や使用方法が限られる部分もございます。予めご了承ください。

【使い方】
1.「CSRコンパス」トップ画面の右側列のボタン「CSR業務診断」をクリック
http://www.csr-compass.jp

2.「CSR業務診断」の説明のページが表示されます。内容を確認したら、「ログイン画面へ」をクリック

3.ログイン画面が表示されますので、以下のIDとパスワードを入力してください。

ID: CSR5
パスワード: free2020

※「CSRコンパスと同じ「ユーザーID」「パスワード」を入力してください」と表示されますが、これは会員様向けサイトの仕様ですので、気にせずに上記のIDとパスワードで進んでください。

4.「~あなたのCSR力、測ります~」のページが表示されます。「診断をはじめる」をクリックして、診断を開始してください。

5.50問の設問に回答していきます。回答が難しい場合には、設問右上端にある「?」をクリックするとヒントを見ることができます。

6.すべての設問に回答したら、「診断お疲れさまでした!」のページが表示されます。診断結果に「名前」と「閲覧パスワード」を記入して、「診断結果を保存」します。

※「名前」は本名にすると個人が特定されやすくなることから、ハンドルネームなどを使用されることを推奨します。
※閲覧パスワードは再発行できませんので、忘れないように管理してください。

7.あなたの診断結果が出ます。あなたの総合力とCSRの8つの側面ごとの詳細が表示され、あなたの強みや弱みがわかります。これからのスキルアップに向けたアドバイスやお勧めのコンテンツがありますので、ぜひご活用ください!

※「お勧めのコンテンツ」は、一部会員様限定の内容のため表示されない場合があります。ご了承ください。

8.あなたの「診断結果」を後日また見たい場合には、画面右上の「過去の診断結果」から見ることができます。無償提供期間(2020年6月末まで)であれば、何度でも閲覧、再診断することができます。

※保存された「診断結果」は、無償提供期間の終了後にすべて削除されます。もし、「診断結果」を保存しておきたい場合には、右上の「結果を印刷する」からプリントアウトするか、PDFなどの形式でご自身のPCに保存することをお勧めします。

「CSR業務診断」について、詳しくはこちらもご覧ください。
http://www.csr-compass.jp/images/d368028facd88d48fad0025fe84e7f8b438ba26f.pdf

※「CSR業務診断」は、CSR/サステナビリティ部門における業務を、より効果的に実践・遂行して頂きたいという思いにより、皆さまのご参考になることを目指して開発されました。あくまでも自己診断による簡易ツールであり、ここで提供する情報や診断結果、その精度等については必ずしも正確性を保証するものではありません。CSR業務診断のご利用によって生じる損害等の一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

CSR業務診断やCSRコンパスについて、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
http://www.e-squareinc.com/contact/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔2〕新任CSR担当者・責任者向け
   「CSR経営のための速習セミナー(理解編)」<オンライン版>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イースクエアでは、"CSR担当者にとって必要なことを1日で凝縮して学べる"とご好評をいただいている人気セミナー「CSR経営のための速習セミナー(理解編)」をオンラインでもご提供しています。

■「CSR経営のための速習セミナー(理解編)」<オンライン版>

「理解編」は、CSRを推進する上で基礎となる知識や考え方を網羅的に習得するとともに、世界の先端情報を把握し、戦略的にCSRを捉える能力を身につけて頂けるプログラムです。

"新任のCSR責任者およびご担当者"

あるいは

"体系立ててもう一度CSRの全体像をとらえ直したい方"

にお勧めです。

これからの貴社のCSRを創っていくために、欠かせない内容をご提供させて頂きます。
CSR部門の方に限らず、CSR部門と連携する経営企画部門、IR部門、広報部門の方など、ぜひ多くの方に受講して頂ければと思います。

本セミナーの詳細は、以下リンク先をご覧ください。
http://www.e-squareinc.com/education/csrseminar3.html

お申し込みは、以下リンク先からお願いします。
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=nbrj-lbogqi-d068d22184a295462d3101ce7b730731

CSR経営のための速習セミナーについて、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
http://www.e-squareinc.com/contact/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔3〕 ESG情報開示・評価向上支援
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イースクエアでは、上場企業のCSR・IR部門の方々に対して、企業価値を高めるESG情報開示のあり方やESG評価を向上させるための情報提供・支援を行っています。

【主要ESG評価機関の横断分析・対応】

来月6月には、多くの日本企業が対象となるFTSEのESG評価更新が予定されています。
イースクエアでは、FTSEをはじめMSCI、Sustainalytics、CDPなど主要なESG評価機関について、最新の評価結果をもとに分析を行い、情報開示の改善ポイントを抽出、具体的に開示改善案に対しアドバイスを行うことで、評価改善をご支援しております。
複数のESG評価機関の評価を横断的に分析することで、効果的に検討・対応していただくことが可能です。


【SASBへの対応】

今年年初に世界最大の運用機関ブラックロックが世界の投資先企業のCEOに対し送付したレターでは、企業に対しSASB(サステナビリティ会計基準審議会)のスタンダードに沿った開示を求めるとの具体的な要求が記載されていました。そのため対応の必要性を感じていらっしゃる企業も多いのではないでしょうか。
SASBのスタンダードに沿った開示をどのように行っていくかについてお困りの場合は、お気軽にご相談ください。


【TCFD提言およびCDP質問事項への対応】

気候変動リスクはますます重要性を増し、先のブラックロックのレターではSASBとともにTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への対応が求められています。TCFD提言は、具体的にはCDP質問事項に反映されています。
中長期的に取り組む必要のある気候変動リスクおよびその情報開示について統合的観点から、ご支援しています。


【オンラインESG社内セミナーの企画実施】

ESG評価対応のためには、関連部署の理解と協力が不可欠です。
新型コロナウイルスの影響により集合研修の開催が難しい状況を踏まえて、オンラインでのESG社内セミナーの開催をご支援しています。
すでに実施された企業様からは、「普段対面でコミュニケーションを取りづらい遠隔地からも参加できるため、非常によい機会となった」などとご好評をいただいています。
セミナー内容は、各社のご要望に応じて設計・ご提案させていただきます。

ESG情報開示・評価向上支援について、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
http://www.e-squareinc.com/contact/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【編集後記】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

緊急事態宣言が全国で解除されましたが、イースクエアでは引き続き在宅勤務が基本になっています。これまでも在宅勤務は可能だったのですが、2カ月も全く出社しないで勤務するという経験は初めてです。当社ではコロナ感染拡大前に社内の情報システムを刷新したというタイミングにも恵まれましたが、紙の書類をゼロにすることが難しい事務部門を含めて完全在宅勤務に移行できたのはちょっとした驚きでした。

全国に散らばる10人近いプロジェクトメンバーと自宅から頻繁にオンライン会議をやったり、海外の現場とネットでつないで遠隔で機材の稼働確認をしたりと、新たな仕事のやり方にも挑戦できました。
プライベートでは、通勤に使っていた時間の一部を朝のジョギングに使い、体重が数キロ落ちて身体が軽くなりました。近所の数世帯と一緒に飼い始めた鶏たちにはDIYで立派な小屋ができました。いずれもコロナがなければ実現していなかったでしょう。

緊急事態宣言が全面解除される見通しの中、家電メーカーのシャープさんのTwitterアカウントが「不要不急の通勤は断固拒否して参りたい」と発信して話題になりましたが、今後も在宅勤務制度を始めとした柔軟な働き方を維持・拡充する企業は増えそうです。
私もコロナを機に仕事も人生もさらに充実させる方法を考えていきたいと思っています。(担当:柳田)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

当社では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止し、お取引先企業の皆さまや当社従業員およびその家族の安全を確保するため、3月31日より原則在宅勤務の体制に切り替えさせて頂いております。お問い合わせは当社Webサイトのフォームよりご連絡をお願いします。
http://e-squareinc.com/contact/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールマガジンは、これまでイースクエアの社員と名刺交換させて頂いた
方や、イースクエアのイベントにご参加頂いた方にお送りしております。

メールアドレスの変更・配信停止はこちら
http://www.e-squareinc.com/library/

バックナンバーをご確認したい方はこちら
http://www.e-squareinc.com/library/mailmagazine/

(株)イースクエア 
〒105-0003 東京都港区西新橋3-23-12 第二山内ビル
tel:03-5777-6730 / fax:03-5777-6735
www.e-squareinc.com
メールマガジン担当:mailmag[at]e-squareinc.com
([at]を@に置き換えて送信してください)

Copyright(c) E-Square Inc. All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━