ネスレ、カカオのサプライチェーンにおける森林破壊防止に向けたアクションプランを公表
2019年3月 5日
ネスレは、コートジボワールとガーナのカカオ生産地における、森林破壊の防止及び森林回復を支援するため、新たに「ネスレ カカオと森林アクションプラン」を公表した。本アクションプランは、同社のコミットメントである「カカオと森林イニシアチブ」支援の一環である。イニシアチブでは、両国政府及びカカオ・チョコレート産業の官民パートナーシップを掲げている
「森林保護と森林回復」「持続可能なカカオ生産と農家の生活向上」「コミュニティ・エンゲージメントとソーシャル・インクルージョン」の3つを柱としたこのアクションプランでは、今後4年間で取り組む具体的な活動を明確化している。
ネスレは2020年までにカカオを含む農産物のサプライチェーンにおける森林破壊をゼロにすることを約束しており、これまでも認証制度やサプライチェーンのマッピング、衛星画像など様々な手法を取り入れサプライチェーンにおける透明性とトレーサビリティを強化してきた。今回、本アクションプランとあわせて、新たにガーナとコートジボワールのカカオ農家を公表することで、さらなる透明性を高めるとともに、森林破壊の食い止めに向けた取り組みを一層強化する。
ネスレのコンフェクショナリー戦略事業ユニット長であるアレクサンダー・フォン・マリオット氏は、カカオ産業界の持続可能な発展のため、環境保護だけでなくカカオ農家と生産国の社会的経済的発展を目指すとしている。
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