2016年8月21日

昨年に続き第2回目となるフォーチュン誌の「世界を変える企業」リストが発表された。非営利シンクタンクのFSGおよびシェアード・バリュー・イニシアティブの協力で評価された50企業が選ばれた。

「世界を変える企業」リストは、慈善活動や従来のCSRを超えて、社会的にポジティブな影響に与える革新的な活動により、マテリアルな企業価値を創造するシェアード・バリューの観点を持つ企業をランク付けしている。

今回は、年間収益が10億ドル以上の企業を対象とし、以下の3点について評価された。
1.社会的に重要な貢献
2.事業利益
3.業界への革新

第1位は、最低所得地域での特許申請をやめて薬価を下げるなどしたグラクソ・スミスクライン(GSK)(英国)、第2位は淡水化プラントのIDE Technologies(イスラエル)、第3位はGE(米国)だった。日本企業は、休耕地の茶畑開発が評価された伊藤園と、スマートタウン・プロジェクトなどが評価されたパナソニックがそれぞれ第18位と第39位にランクインした。