2015年10月28日

デンマーク人権研究所(DIHR)は「持続可能な開発目標(SDGs)」を分析し、SDGsに関する初の人権ガイドを公表した。SDGsの目標の中に、明示的・暗示的に織り込まれた人権・労働基準関連の参照先を、包括的に整理したものである。

政府、国連機関、各国の人権研究所、NGOなどの目標達成への取り組みに重要な示唆を与えるとともに、女性、障害者など、取り組みの直接的な対象となる人々にとっても有効である。

DIHRは今回、本ガイドをドラフトの段階で発表した。早い段階から関係機関等に役立ててもらうことを狙うとともに、一般からのコメントの募集を行っている。

SDGsは、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継計画として策定され、世界の最も差し迫った問題について2030年までの目標を掲げて国連加盟各国が合意したものである。極度の貧困の撲滅、不平等の抑制、気候変動への取り組みなどに関する17の目標と169のターゲットからなる。