2022年8月30日

世界の企業や投資家、会計事務所65組織が、現在進められている主なサステナビリティ関連情報の開示基準の策定作業に対し、互いにさらに整合させ、グローバル・ベースラインを形成することを求める声明を発表した。

この声明は、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)、PRI、国際会計士連盟(IFAC)が共同で作成した。

国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)、米国証券取引委員会(SEC)、および欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)と協力している欧州委員会による基準策定はいずれも、サステナビリティ情報を含めることにより企業報告を強化し進化させるというニーズに応えようとするものである。しかし、現在のさまざまな基準案やイニシアチブは、概念、用語、測定基準についてテクニカルに互換性がないのが実情である。

報告主体の過度の負担を回避し、投資家が真に持続可能な成果に貢献する投資判断を行うためには、サステナビリティ情報開示の包括的なグローバル・ベースラインが必要である。

グローバルに一貫性があり、比較可能で、信頼性が高く、信頼できる企業報告制度は、組織がすべてのステークホルダーに向けて、長期的に持続可能な価値を生み出す能力について明確かつ正確に示すために不可欠である。


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