スターバックス財団、2030年までに地域コミュニティへのインパクト創出助成金3,000万ドルを拠出
2022年3月11日
スターバックス財団は、スターバックスが事業を展開する世界の地域コミュニティへのインパクト創出を目的とした「グローバル・コミュニティ・インパクト・グラント(Global Community Impact Grants)」イニシアチブを開始し、2030年までに3,000万米ドルを拠出すると発表した。
本イニシアチブを拡大するために、アジア太平洋地域、欧州・中東・アフリカ地域、南米・カリブ海地域の3地域でスターバックス・ブランドを展開するパートナー企業(ライセンシー)に対して、地域のNPOを助成対象として推薦するように呼び掛けている。助成対象となるのは、若者のエンパワーメント、インクルージョンと多様性、社会サービス向上、飢餓対策、経済機会の創出、コーヒー・紅茶・ココアの生産地への支援など、同財団のコミュニティ・インパクト目標に沿った活動である。ライセンシーからは、40市場以上、80を超えるNPOの推薦があった。
南米・カリブ海地域では、スターバックス財団と7年にわたるパートナーシップを組むアルシー財団が助成金を追加提供し、アルゼンチン、チリ、コロンビア、メキシコ、ウルグアイにおける青少年の機会や飢餓の対策を支援する。欧州・中東・アフリカ地域では、ライセンシーのAmRestが追加資金を提供して8市場のコミュニティを支援、アジア太平洋地域では、インドネシアのライセンシーPT Sari Coffeeが若者向けの起業体験カリキュラムに取り組む。
スターバックス財団はこれまでに、米国及びカナダにおけるスターバックスのパートナーから推薦された地域コミュニティ支援団体に助成金を授与するプログラムや、世界のコーヒー、紅茶カカオの生産地で100万人の女性と少女を支援する取り組み、地域コミュニティ向けての災害対応助成などを実施してきた。「グローバル・コミュニティ・インパクト・グラント」イニシアチブは、これまで行ってきた様々な取り組みを基盤としている。