2017年3月 1日

ニューズウィーク誌は、2016年度のグリーン企業ランキングを発表した。カナダの調査会社コーポレート・ナイツ・キャピタルと、投資分析機関HIPインベスターの調査データに基づいて、資本規模で米国トップの500社と世界トップの500社に関し、環境パフォーマンスの総合評価によるランク付けを行うもので、2009年から毎年発表されている。2014年の実績に基づき、エネルギー、温室効果ガス(GHG)、水、廃棄物、グリーン収益、役員報酬とサステナビリティ業績の連結、取締役会レベルでのサステナビリティ委員会設置、環境パフォーマンスの監査の8項目で評価している。

世界ランキングでは、アイルランドの製薬大手シャイアーが1位、英国の日用品製造会社レキットベンキーザーが2位、英国の通信事業者BTグループが3位となった。トップ10社中9社までが欧州企業という結果になっている。日本企業で世界ランキングのトップ100入りしたのは、76位のNTTドコモと99位のNTTのみだった。また、米国500社ランキングの1位は玩具メーカーのハズブロ、2位はスポーツ用品メーカーのナイキ、3位は菓子メーカーのザ・ハーシー・カンパニーとなった。