2016年11月 7日

国家発展改革委員会、国家エネルギー局は11月7日、「電力発展第13次五ヵ年計画(2016-2020年)」を発表した。

同局の韓水氏は、同計画が中国の第13次五ヵ年計画期間における電力発展について、供給能力、エネルギー構造、電力網の開発、総合調整能力、省エネによる温暖化ガスの排出削減、民生用電力の保障、技術設備の開発、電力体制改革の8つの側面から目標を打ち出したと述べた。

このうち、エネルギー構造について、非化石エネルギーの使用比率を15%にするという目標に基づき、非化石エネルギー発電容量を2020年までに約7.7億kW、発電容量全体の31%にし、石炭火力発電容量を11億kW以下、全体の55%までに抑えエネルギー構造を最適化するとした。

非化石エネルギー発電の内訳は、水力を3.4億kW、風力を2.1億kW、太陽光・熱を1.1億kW、原子力発電を5,800万kWである。

省エネによる温暖化ガス排出削減では、同期間に旧式石炭火力発電の廃止を進め、2,000万kW相当以上の生産量削減を目指す。発電設備の石炭消費量についても目標を設け、新設の石炭火力発電設備では、石炭換算300g/kWh未満に、既存設備では同310g/kWh未満とする。