2022年1月19日

カナダのメディア・投資調査の専門会社「コーポレート・ナイツ」は2022年版の「世界で最もサステナブルな企業100社」を発表。総売上高が10億ドル以上の上場企業6,914社の中から主要な環境・社会・ガバナンス(ESG)などの観点から持続可能性を評価し、上位100社を選出した。

ランキング一位は、デンマークの電力発電機大手、ヴェスタス・ウィンド・システムズ。世界の風力発電設備容量のほぼ5分の1を担っている。2位はデンマークのバイオサイエンス企業、クリスチャン・ハンセン、3位は米国のソフトウェア会社、オートデスクがランクインした。前年首位だったフランスのシェナイダー・エレクトロニックスは4位。日本企業は昨年の5社から3社に減少し、積水化学工業(昨年51位→22位)、エーザイ(昨年16位→32位)、コニカミノルタ(昨年41位→53位)がランクインした。地域別のランクインは、欧州企業が41社、北米地域で36社、アジア太平洋地域からは20社となった。

2005年から始まったランキングは18年目を迎えた。コーポレート・ナイツによれば、サステナブルな取り組みはより一層の利益をもたらす結果となっている。2005年からの総投資収益率は、世界の主要株で構成するMSCI全世界株指数(ACWI)が279%である一方、コーポレート・ナイツのグローバル100インデックスの場合は331%と発表している。